シンプルな北欧ナチュラルに、和要素をほんのりプラスして、落ちついた色合いをベースにアクセントとなる素材とモノ、そして日々の暮らしを楽にする動線や設備にも考慮した住まい。
敷地の大きさや地形を考慮して1階の和室は設けず、居室はLDKのみとした。対して、リビング=”寛ぐ”空間と、洗面脱衣室=“整える”空間を拡充し、さらに間取りをつくるうえで、洗面室・キッチンの形態も主流ではないパターンを用い、キッチン ↔ 脱衣室 ↔ 洗面ユーティリティ ↔ 玄関 ↔ リビング、2階へのアプローチ、生活動線・家事動線のつながり、”内(ウチ)”の暮らし良さを考え配置。
リビングはあえてソファレスにしアウトドアチェアを置いた。シチュエーションによって、数を増減して座の形態を変えることもできる。来客時はセンターテーブルを囲んで集う、普段は造作したデイベッドをソファにしたり寝転んだり。
トーストに自家製ジャムと紅茶、音楽をかけて本を読んでリビングでゴロゴロ。そんなゆるやかでやわらかな時間が流れる人と暮らしをイメージ。
住まいと人をつなぐ発見がソトにあり、住まい手それぞれの暮らしの方式がウチにあると、ふと想起する。ゆるっと、ふわっと、ニュートラルに過ごす家。
たとえばこんな、暮らしかた。
3SLDK
119.37㎡
156.32㎡